直井幸雄氏が霊芝の栽培地として選んだのが、黒姫高原です。 よい霊芝を生むための自然条件である、
○ミネラルをたっぷり含む清浄な土質と清らかな天然水
○バランス良く育った上質の原木(樹齢10年後のナラ、クヌギ)
などを満たしているからです。
霊芝の栽培方法には、原木栽培法、容器栽培法がありますが、 よい霊芝をつくるには原木栽培が最適です。中でも自然の力を取り込む「自然原木栽培」 は、もっとも手間がかかりますが、本来の霊芝の力を最大限に高めることができる栽培法です。
【原木】
原木栽培法では、ナラ、クヌギを原木として用います。
バランスよく育った樹齢10年以上の原木を10センチ前後にカットし、2個から3個 づつビニールの袋に詰めます。
原木に繁殖している様々な菌は、霊芝の成長を妨げるため、袋詰めされた原木は、密封釜 に入れられ、120度の高温で12時間じっくりと滅菌します。
【種菌の培養と植付け】
種菌は霊芝の品質を決める重要な条件です。
「直井霊芝(GY系)」のみを種菌として使用します。
まず無菌状態の容器の中で育てられた種菌は、オガヌカを培地として培養されます。
培養された種菌を、原木に植え付けます。雑菌が混入しないように、作業は滅菌室で慎重に行われます。
【栽培1】
種菌を植え付けた原木は、2ヶ月後、25度から28度に保たれた培養室で静かに保管されます。
3週間もすると真っ白な菌糸が原木に覆い被さるように広がり、滑木(ほだぎ)と呼ばれる状態に育ちます。
ここまでの工程を1次培養といい、よい霊芝ができるかどうかの分かれ目になる、霊芝作りのなかで、最も重要な工程になります。
【栽培2】
5月〜6月、地中の温度が高くなるのを待って、人の手で慎重に滑木(ほだぎ)を畑に植え込みます。
よい霊芝を育てるためには、土壌も大切な条件です。一度も化学肥料を使ったこともなく、ミネラル豊富な上質な水が、常に供給される土壌が求められます。
【栽培3】
原木栽培法では、ナラ、クヌギを原木として用います。
バランスよく育った樹齢10年以上の原木を10センチ前後にカットし、2個から3個 づつビニールの袋に詰めます。
原木に繁殖している様々な菌は、霊芝の成長を妨げるため、袋詰めされた原木は、密封釜 に入れられ、120度の高温で12時間じっくりと滅菌します。
【栽培4】
やがて7月中旬〜下旬になると、成長がとまります。
大地や樹木、黒姫高原の雪解け水の栄養分を吸収して、見事に成長した霊芝。太く短い茎と厚い傘が特徴です。
【収穫】
8月上旬〜9月が収穫の時期です。
いくら品質の高い良い霊芝を 栽培しても、収穫時期を逃しては意味がありません。
収穫は霊芝が 最も高い生命力を発揮する時期を選んで行います。
霊芝が有用成分を最も蓄えた収穫の時期を見極めるには、長年の経験が求められます。
【乾燥】
収穫した後の乾燥も、細心の手間が施されます。
乾燥は強制的な方法を避け、自然の風を取り込んで自然乾燥させます。
霊芝の生きた細胞を徐々に死滅させることで、霊芝本来もっている力を、封じ込めることができるからです。
【加工法】
「細胞壁破壊製法」をとっています。
霊芝の 強靭な菌糸の壁を破壊 することにより、βグルカン等の有用成分を吸収されやすい状態にし、 あますことなく抽出できる画期的な加工法です。